マルツポ加工センターは、東京と水戸を結ぷ水戸街道から少し奥まった千代田町下稲敷にある。この町の農業就業率は30.9%(2000年度)、耕地面積が町の約3分の1を占めていることからも分かるように、農業の盛んな地域だ。水稲、果物がメインだが、麦、落花生などの豆類、甘しょ、そば、れんこんなども栽培されている。
今年は台風が多く、茨城県でも貴地で葉物野菜が大きな被菩を受けた。ただしこの地域は葉物野菜の栽培が少なく、被害はほとんど出なかったという。
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農事組合法人マルツポは、坪井農園が1958年(昭和33年)に、落花生の生産をスタートしたことを前史とする。収穫された落花生は「ブランド化を進めていた千葉県に出荷していた」(坪井さん)
75年に落花生の加工事業をはじめ、契約生産者の拡大に取り組み、79年には茨城県特産の干し芋の供給を始めた。そして85年に、農事組合法人として認可を受けた。
農事組合法人は農業協同組合法により制度化されたもので、強い人的信頼関係を基礎とした農民の協同組合組織だが、農協のように信用・共済といった金融事業は行えない。設立も5人(農協は15人)からと小規模グループの協同組織の一形態である。
マルツポの組合員数は現在123人、売り上げは6億円。干し芋に代表されるさつまいも加工品に落花生加工品、ごぽう、れんこん、長芋、梨などの青果物が主要品になつており、以下の理念を掲げている。
(私たちの仕事は大地と自然を土台にした生命産業であり、自然の恵みから豊かな産物が育ち、消責者に届ける業である。環境負荷を減らし、緑を育て、安全な食べ物を作ることが願いである。生産・加工・流通の分野を通し、地域農業の振興と生産者の経営支持を進めていきたい〉
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