超軽量牛乳びんの開発から導入へ
- 生活クラブ生協連合会(東京都新宿、河野栄次会長。組合員25万人)では、 循環型社会を目指し、 リターナブルガラスびん容器のリユースを積極的に進めながら、
21世紀を目指した「あたらしいリターナブルびん」を検討してきました。
- この度、「ガラスびん外表面にウレタン樹脂をコートした超軽量牛乳びん」を、 東洋ガラス(株)と共同開発しました。 この超軽量びんは、従来の牛乳びんより約40%も軽く、
さらに持ち手部分に「くびれ」を入れることで、安定して持つことができます。 滑りにくく、注ぎやすいこともトライアルで組合員評価を確認してきました。
- 超軽量牛乳びんは、11月25日より、生活クラブ長野・愛知・山梨((株)横内新生ミルク製造)で、 共同購入を開始します。
(供給計画数、年間350万本)2000年6月からは、 首都圏エリア(新生酪農(株)製造)でも、順次、共同購入を始めます。 (供給計画数、年間2000万本)
リターナブルに相応しい、超軽量牛乳びん

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超軽量牛乳びんを試作して、現行びんと比較テストを実施しました。
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テストの結果、外表面に樹脂コートした軽量牛乳びんは、 びんの強度を低下させる細かいスリ傷(スカッフ)が、ほとんど付かず、
初期強度がそのまま保たれることが分かりました。
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繰り返し使用しても強度劣化がほとんどない超軽量牛乳びんは、 リターナブルにふさわしいガラスびん容器といえます。
超軽量には理由があります!
- L値(軽量化指数)により、容量とびん重量の関係を捉えると、 現行のリターナブル牛乳びんは「レベルU」。開発びんは「レベルW」の超軽量びんに該当します。
- L値(※)は、びんの満量容量を包むガラスびんの質量により決まる値で、 軽量化の度合いを表わします。
(※)L値=0.44×質量×満量容量 −0.77
■L値による分類
W.<超軽量>…L≦0.7
V.<軽 量>…0.7<L≦1.0
U.<標 準>…1.0<L≦1.4
T.<重 量>…1.4<L
■L値による評価は、世界最大の製びん機メーカー:ハムエート社(本社スイス)が提唱し、 我が国では、日本ガラスびん協会が推進しています。
地球を温暖化するCO2排出量を約10%低減!
リターナブルによる環境影響を、資源採取、原料製造から
充填、回収、洗浄、廃棄までを トータルで評価するため、 LCA(ライフサイクルアセスメント)を実施して、 現行びんと軽量びんとを比較しました。
水影響(排水・SS・COD・BOD)、大気影響(ばいじん・CO2・NOx・SOx)、
廃棄影響(固形廃棄物・廃ガラス)の各排出量を比較したところ、 すべての項目で軽量化効果が認められ、 特に「ばいじん」や「固形廃棄物」、
「廃ガラス」では40%以上の削減効果があることがわかりました。
この「ガラスびんLCA」データを基にシミュレーションしたところ、 20回使用(回収率95.8%)した場合での軽量化によるCO2削減効果は、
現行びんに比べ9.5%(年間28.5d)の削減を実現し、大きく地球温暖化防止に寄与することがわかりました。
抜群の消費者評価
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実際に使った場合の評価はどうか、98年10月にトライアルで供給し、使用実感に付いて、 アンケートしました。
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組合員の評価は概ね良好で、「くびれ」があって持ちやすいとする感想が圧倒的でした。 特に、子供や女性に評判が良く、正式導入が待望されました。
配達する職員の評価は、ケース単位(9本)の場合に軽量化を実感しています。
現行びんと超軽量牛乳びんとのスペック比較
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現行びん
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軽量びん
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改良点
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重 量
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460g
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280g
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約▲40%の軽量化。 |
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胴部直径
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88.5mm
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77.0mm
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胴径を▲11.5mm。「くびれ」により安定。 |
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外表面
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なし
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ウレタンコーティング
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樹脂コーティングにより、外表面を保護。 |
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キャップ
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紙
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プラスチックキャップ
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液だれ防止、替栓不要。「いたずら防止」機能付。 |
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トリップ
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35回
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60回
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強度試験では60回転が可能。 |
(充填→供給→回収→洗浄→)の1工程が1トリップ(回転)。35回転は、ほぼ回収率98.4%に相当。
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