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第4回アジア姉妹会議
ASIM2002速報

(2002年11月20日掲載。参加メンバーによる報告は12月に掲載します)

2002年11月4日(月)から7日(木)まで、女性委員会主催、生活クラブ北海道、日生協国際部の協力を得て、北海道札幌に、韓国の女性民友会、台湾の主婦連盟と生活クラブの三姉妹の仲間が集いました。

 
第1日(11月4日)

 夜6時から女性委員会による歓迎レセプションを北海道名物のジンギスカンを囲んで行いました。この後、翌日のシンポジウムに向けたミーティングも実施。

第2日(11月5日)  午前10時から午後4時30分までホテルライフォートにおいてシンポジウム「女性たちのエンパワーメントで築く持続可能な社会」を開催。
 午前は、テーマ1.「生産者と消費者でつくる『食の安全』」について、北海道の消費担当理事泉屋めぐみさん、台湾主婦聯盟合作社(=生協)の常務理事謝麗芬さん、韓国女性民友会生協南西女性民友会代表・女性民友会理事の李京蘭さんから報告がありました。
 午後は、テーマ2.「アンペイドワークの課題と可能性」について、神奈川ネット・横浜市議会議員で、新しい公・共圏を作る政策/制度研究会第2期座長の石上恵子さんから「第2回生活時間調査報告、述べ1000人で取り組んだ調査から見えた課題と提案」の基調報告を受けました。引き続き韓国女性民友会事務所長崔明淑さん、台湾主婦聯盟基金会理事黄菊秋さん、女性委員会委員で生活クラブ23区南理事長谷嘉子さんの報告がありました。
特に午後の報告の後は、活発な意見交換が始まりましたが、残念ながら時間切れとなりました。シンポジウムは公共施設利用の抽選にもれたため、ホテル開催となりましたが、昼食のお弁当や、会場のコーヒー、菓子の販売には北海道のワーカーズを利用、という快挙も成しとげました。冷たい雨の中、予定よりは少ないものの北海道の組合員を中心に38人の参加があり、3ヶ国語による総勢70人規模のシンポジウムでした。なかには、前日から駆けつけた生活クラブ埼玉の2人も含まれます。
 シンポジウム後、別室で三者会議PartTをもち、シンポジウムのあり方や今後の方向性について意見交換、提案がありました。
この日は、夜6時30分から生活クラブ北海道による歓迎レセプションが行われ、各国の楽しい歌と踊りで交流を深めました。
第3日(11月6日)

 観光バスをチャーターし、小樽方面の生産者見学と市内観光を行いました。見学先は、劾Sニッセイ(新巻さけ等、昆布巻きなどの水産加工品生産者)、この日は生活クラブの熟成塩さけと昆布巻きの生産中でした。次に、廃油から石けんをつくる南油脂という生活クラブ北海道の生産者、最後は田中酒造。
 夕方から第1センターの台湾グループ、第2センターに韓国グループが向かい、センターでの熱い交流会が行われました。この交流会には、会場だけでなく料理の1品持ち寄りなどにも大ぜいの組合員が参加しました。交流の後、2カ国の参加者は組合員宅にホームステイをしました。

第4日(11月7日)

北海道のデリバリーデンターで三者会議PartUを行い、韓国グループは帰国、台湾グループは昼間で物流に関わるワーカーズ見学を行いました。

 

 

「持続可能な社会」をめざし
新たな経済と社会をつくる女性たちの声明文

 台湾主婦連盟環境保護基金会、韓国女性民友会、生活クラブ連合会は、信頼と友情のもとに今日北海道に集いました。1999年12月、私たちは姉妹提携を結び、「女性運動の有効な武器として、あらゆる協同組合の設立と発展のために相互協力と交流を行い」、さらに「特定の国家や企業に有利に進められようとするグローバリズムに対抗し、女性・市民によって、統治され、地域の特性を無視しないグローバリズムを発展させよう」と確認し合いました。市場のグローバル化は、今や種や生命そのものまでも商品化するところまで行きつき、環境破壊、地域経済の崩壊、雇用不安や貧富の差が増大しつつあります。私たちは、企業主導のグローバリゼーションに対抗し、生命や暮らしの観点にたった生産を基盤とする新たな経済と社会を、女性たちのエンパワーメントと連帯で築いていくために、以下を宣言します。

1.GMOやBSE問題に象徴される「食の安全」の危機に対し、生産者と消費者で市場をつくり・変えるため、共同購入運動をすすめます。
市場のグローバル化によって、「商品」を中心に分断されている生産と消費の関係を「いのち」を中心に据えて循環するものに変えていくために、消費者として、生産や流通の組織自体をもつくり出し、自分たちのコントロールの範囲を広げて、生産者との新たな関係をつくり出します。

2.GMイネの商品化に反対するために、アジア女性ネットワークを強めます。
 遺伝子組み換え作物の流通をすすめようとする国家や多国籍企業は、アジアを標的にGMイネの開発、販売の動きを進展しようとしています。米を主食とする私たちひとりひとりが、政府とGMO企業に情報公開を要求し、各地域や国で阻止する運動を展開するとともに、アジアで重なりあって、運動のネットワークを広げます。

3.アンペイド・ワークの課題を明確にし、ジェンダーフリーの働き方、社会のあり方を追求します。
 これまで女性によって担われ「価値のない労働」とされてきたアンペイド・ワークを測定し、それが、男女間でどのように分担されてきたのか明らかにするとともに、アンペイド・ワークが社会経済に貢献していることを明確にすることによって、「労働」を捉え直し、男女がともに、生き方、働き方を選べる社会をめざします。

4.人々がほんとうの豊かさや充足感を感じる、コミュニティの再建、強化をすすめます。
 貨幣との交換を前提とする狭義の「労働」に対して、ボランタリーな活動や、人々の生活を支え合う直接性の高い価値交換のための活動や仕組みを多様に実践し、非営利・協同セクターを広げていきます。

5.相互に助け合い、多様性を尊重し、平和で持続可能な社会をめざします。
 男性と女性、人間と自然、異なる文化や異なる国々の間、都市と農村の間に、新しく、平和的で、お互いを尊重し、いたわり合う関係をつくります。

以上



                  2002年11月5日
                 台湾主婦連盟環境保護基金会
                      韓国女性民友会
                      生活クラブ連合会女性委員会

 


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