千葉市美浜区新港
遺伝子組み換えナタネ確認
生活クラブ調査報告集会
千葉県内で遺伝子組み換え(GM)ナタネの自生状況を調査していた生活クラブ生活協同組合は、
美浜区新港でGMナタネ
の自生を確認した。
6月20日に同県船橋市内
で開いた調査結果報告集会では、全調査地点と
検査結果を公表。一次検査
では38検体から陽性反応
が出たが、確定検査
となる二次検査で陽性がでたのは
1検体だった。
同調査は、市民団体
「遺伝子組み換えいらない
!キャンペーン」が今年
3月から展開している全国規模のGMナタネの自生調査として
実施していた。
調査には日本消費者連盟や
同生協含む3生協、農業関係者などが参加し、会員や組合員のネッ
トワークを使い大規模な
調査活動を展開している。
今回陽性が出たのは千葉港の港湾内。船から陸揚げされて移動するナタ
ネがこぼれ落ち、そのま
ま生育したとみられる。
調査は、県内285ヵ所から検体を採取し、組み換え遺伝子がつくるタ
ンパク質の有無を調べる
ため一次試験を試みた。
陽性を示したのが38検体
で、内訳は、モンサント
社の除草剤ラウンドアッ
プ耐性によるタンパク質
が13、バイエルクップ
サイエンス社の除草剤バスタ
耐性によるタンパク質が
26検体だった。ただし、両方を検出したのが1検体あった。
確定検査で陽性が出た1検体は、除草剤バスタ耐性だった。
一次試験では、港湾以外でも道路沿いや住宅街も含め30余りの陽性が出たが、最終的に陽性が確定されたのが1検体だったことについて、意外な結果とみる声もある。同生協の西分千秋副理事長は、市民による調査という点で、検体の取り扱いなどに問題があった可能性もあるとしている。ただ、予算の関係上、一次試験陽性でも二次試験に回せなかった検体もある。一次試験の結果を地図上に示した汚染マップは、今後の汚染状況を調べる上で重要な資料との見方を示した。
一方、今回は広範囲な汚染状況を調べることを目的としたため、調査地点を絞った調査は実施しなかった。西分副理事長は、「他県では内陸部でも陽性が出ている。今後、内陸部と地点を絞った調査が課題となる」と話した。
(日本消費経済新聞)2005年7月4日
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