輸入したGMなたねの種子が繁殖し、全国の内陸部にまで汚染が広
がっている。「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」の調査報
告で明らかとなった。一都二府二十県で行われた調査には、生活クラブ
事業連合やグリーンコープ連合、生協連きらりなどが協力し、全国で福
岡、千葉、長野など五府県十四カ所が二次検査でも陽性を示した。
「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」は七月九日、東京の
明治大学で「GMなたね全国自生調査報告集会」を開催し、内陸部にまで
GM汚染が広がっていることを報告した。 調査は一都二府二十県で行われ、生活クラブ生協ほかグリーンコープ連
合、生協連きらり、生協連帯WILLネットの各生協が参加。
調査地点は千百七十一カ所。一次検査での陽性反応は百五十三カ所、そ
のうち二次検査でも陽性となったのは五府県十四カ所だった。
二次検査でGMなたねと判定されたのは福岡県で五カ所、兵庫県・大阪
府で各一カ所、千葉県で二カ所、長野県で五カ所だったく千葉県で確認されたのは千葉市美浜区新港の三菱ふそう前路肩、佐原市西関戸の国道五一号沿
いの二カ所。千葉市では除草剤「バスタ」(バイエルクロツプサイエンス
社)、佐原市では同「ラウンドアップ」(モンサント社)に耐性を持つG
Mなたねが確認された。
今回は在来ナタネやカラシナとの交雑事例はみられなかったが、今後は自生の広がりや近縁種(ハクサイ、カブなど)との交雑の危険性も継続して監視していく。
グリーンコープ連合は七月六日に記者会見を行い、エリア内十県・四百四十五カ所の調査結果を報告。一次検査で陽性反応六十八検体、二次検査では
五検体の陽性反応を確認。中国・九州地区でも自生GMなたねが市街地に
まで広がっていることが証明された。 同連合では、この結果に基づき、轍入原料の管理や監視などについて搾油メーカーや行政への要請を行っていく。 |