伝統のしょうゆ製法 絶やさないで、巨大木桶製作中---消費者団体がメーカーに寄贈
容量50石(約9000リットル)のしょうゆ醸造用巨大木おけ作りが、千葉県野田市のおけ師、高梨貞二郎さん(74)の仕事場で進められている。
しょうゆ醸造用の木おけは100年は持つものの、現在では繊維強化プラスチックのタンクがほとんどを占め、おけ師の数も激減。
巨大木おけを作れる、関東でただ一人の職人と言われる高梨さんも、約20年ぶりの作業という。
この木おけは、生活クラブ生協連合会(東京)が「風味のいい、木おけ造りしょうゆの伝統を絶やさないで」と、製作費の全額(300万円)を組合員から集め、製作を依頼した。
製作中の木おけは直径、高さともに2.7メートル。今年6月から杉材の選定を始め、最終段階を迎えた今週、約70枚の杉板で組み立てたおけの周囲に、職人が5人がかりで竹製のタガ(輪)をはめた。
今月末に完成予定で、木おけでしょうゆを造り続けている同県八日市場市の醸造メーカーに、約100年ぶりの新しい木おけとして贈られる。
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