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とれたてNEWS

スマトラ沖地震津波支援活動 第1回活動報告

2005年9月12日
生活クラブ連合会

 
  「ありがとう!生活クラブ生協」
手作りのポスターで、感謝の気持ちを表す子どもたち
(タイ国) 

 昨年の12月26日に発生したスマトラ沖地震津波の大災害。生活クラブでは、組合員のみなさんから寄せられた募金の内、12,923,716円を、「国際協力NGOセンター」を通じ、現地で支援活動を展開している、日本のNGO、8団体に寄付しました。

 寄付の受入要件として、2005年12月まで支援活動を継続すること、3カ月ごとに支援活動報告をいただくこととしましたが、この度、第1回活動報告をいただきましたので、お知らせいたします。

 大型支援の入りにくい取り残された地域において、きめこまかい支援活動を行うNGOの活動や、わずか数時間で22万人以上もの人々の命を奪った未曾有の大災害の後に、力強く生きていこうとする人々の現状をご報告いただきました。このお知らせは、その報告の一部抜粋です。

報告書の全文(18ページ)は、下記のホームページからダウンロードできます。

国際協力NGOセンター寄付サイト   http://www.janic-ngoarena.org/donor/donor2.html



保健教育の様子

特定非営利活動法人シェア=国際保健協力市民の会
【活動地域】タイ国バンガー県
【活動項目】ミヤンマー人移民対象参加型保健教育活動

 津波によりIDカードを紛失し、被災者として支援を受けて安全な生活を営むどころか、医療も受けられない出稼ぎのミャンマー人が多くいます。シェアはミヤンマー人移民への保健教育活動を展開しています。

 6月には、ミヤンマー人1170人を対象に、マラリヤ感染予防や、エイズ、結核、女性のリプロダクトヘルスに関する権利・子どもの養育に関して、保健教育を実施。

 7月より、マラリヤ予防のパンフレット配布、蚊の駆除、蚊取り線香や蚊帳の提供。エイズや結核、水や食品衛生・家族計画・家庭内暴力についての情報提供も。また、劣悪な衛生状況改善のため、32ヶ所にトイレを建設しました。


スポーツ大会・バレーボールの試合をする男の子たち

特定非営利活動法人ジェン(JEN)

【活動地域】スリランカ
【活動項目】心のケア

 現在は被災した人たちの「心のケア」事業を行っています。その一貫として、魚網作りやココナッツのロープ作りなどがあります。

 また、子どもたちは、波・水への恐怖により海沿いにある学校にいけなくなる原因不明の微熱が続く、無口になり家に閉じこもり不登校になるなどの問題があります。JENはこうした子どもたちがつらい記憶、心の傷を癒す一助となるよう、スポーツを通した心のケアを行っています。7月には、スポーツ大会を開催。子どもたちはこの大会に向けて練習を重ね、インストラクターや子どもたち同士の連帯がさらに強まったようです。


仮設図書館建設の手伝いをしてくれたボーイ(手前)

社団法人シャンティ国際ボランティア会

【活動地域】タイ国南部のバンガー県等
【活動項目】図書館活動を中心とした心のケア

 子ども達の心のケアとして、仮設住宅での図書館の設置、約30ヶ所の小学校を対象に「移動図書館」活動などを実施しています。また絵本50冊が詰まった「図書箱」も配布。どんな場所でも図書館のような空間ができるように配慮しています。

{図書館に来ている子どもの声}
「仮設住宅に入れたのは嬉しいけど、津波前に一緒に遊んでいた友だちは、あちこちの仮設住宅や恒久住宅に入っているので一緒に遊ぶことが出来ません。仮設図書館に遊びにくると、新しい友だちができたり、見たこともない絵本があったり、色々な活動があるので、いつも仮設図書館に来るのが、すごく楽しいです」(ボーイ君 10歳)


スリランカ南部の伝統的な漁法


特定非営利活動法人 難民を助ける会

【活動地域】スリランカ南部ゴール県
【活動項目】住宅建設、生活再建(漁民支援)

(1)住宅建設プロジェクト
現在スリランカ政府は海岸線から100m以内の地域に住むことを禁止しています。そのため海岸近くに住んでいた被災者はいずれ引越をして、新しい土地で生活を始めなければなりません。そこで難民を助ける会では、住宅建設の支援を進めています。

(2)漁民支援プロジェクト
  スリランカ南部は、浅瀬に立てた棒によじ登って漁をする伝統的な漁法が今も残っています。漁具を流されてしまって漁ができない状況を克服するために、8月より漁具の配布を行っています。


ボランティアでの給食活動

特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター(JVC)

【活動地域】タイ南部6県
【活動項目】支援の遅れている地域への食料支援、職業訓練、少数民族や出稼ぎ労働者に対する人権配慮、生態系の回復、

 被災から半年が経った現在、緊急支援の段階から復興に向かいつつあるものの、支援の不均衡によって、その進度はまちまちです。

 モーケンという少数民族はタイ国籍を与えられておらず、政府による大型支援がなかなか入りませんでした。そのため慢性的な栄養失調が起きてきます。ある母親は栄養失調によって赤ちゃんに授乳できず、珈琲ミルクを薄めて飲ませていました。このような状況に対して、特に栄養不足が著しい子ども125人を対象に昼食の給食支援を行っています。


緊急シェルターのキッチン。被災初期に建設されたシェルターは長期滞在を考慮した設計にはなっていない。現在も緊急シェルターに滞在する被災者は困難な生活を強いられている。

特定非営利活動法人 日本紛争予防センター(JCCP

【活動地域】スリランカ
【活動項目】収入機会拡大支援、「心のケア」

 仮設シェルターの建設、生活物質配布、道路復旧整備、職業訓練、コミュニティに対して複合的な支援を形成することによって、相乗効果を図りながら、被災者たちの自立とコミュニティへの参画を目的とした活動を展開しています。

 被災からすでに8ヶ月が過ぎ、収入機会のないままキャンプ生活を送る人々は今も生活上の多くの困難に直面しています。JCCPの複合的な支援も被災者個人を対象とした支援から、中長期を展望した被災コミュニティを対象としたプロジェクトへと移行しています。



生活クラブ生協からの寄付に対し、手作りのポスターで、感謝の気持ちを表す子どもたち。

日本民際交流センター

【活動地域】タイ国東北部・南部

タイ東北部被災家族への奨学金
  タイ東北地方のナコーンパノム県は、津波に襲われたのではありませんが、犠牲者が多数でました。同県から南部のプーケット島やピピ島などに出稼ぎに出ていた人が多かったからです。

 両親を無くした子どもは親戚か祖父母の家に引き取られました。しかし、現金収入の少ない家族が多く、特に祖父母に引き取られた家庭では、学校を辞めて働きに出ざるを得ない状況の子どもたちがたくさんいます。

 生活クラブ生協からの寄付の一部は、こうした子どもたち35人の3年間分の奨学金に充てられました。

.タイ南部の被災学校と子どもたちへの寄付
  タイ南部で被害を受けた学校は22校、うち全壊が5校、半壊が4校です。復旧作業が進み、被害前の状況に戻った学校は7校です。机や椅子が流れてしまっても床に直接座るなどして授業を行っていますが、電子機器などは水浸しで使えません。日本民際交流センターでは、生活クラブ生協からの寄付の一部で、コンピューターやテレビ、DVDプレーヤーなどを購入し寄付しました。


完成した仮設住宅に住み始めた家族

特定非営利活動法人ブリッジ エーシア ジャパン

【活動地域】スリランカ ムラティブ県・アンパーラ県
【活動項目】漁船の修理、仮設住宅建設、女性と子どもの支援

現在は以下の復興活動を実施及び計画しています。

  • 漁業用小型船のエンジン修理 10〜20基完了(ムラティブ県)
  • 仮設住宅の建設 31戸実施中(アンパーラ県)
  • 仮設住宅周辺の井戸やトイレの建設と修繕 50箇所実施中
  • 女性の自立のための技術訓練と生計向上 50人程度対象 
  • 被災した子どもの通う幼稚園の整備 3ヵ所程度計画中 (以上、アンパーラ県)

 7月末から8月初旬にかけて、避難民家族のための仮設住宅24戸の引渡し式を行いました。どの人も仮設とはいえ、自分の家に住めることで非常に喜んでいました。

 避難生活は難民キャンプや親戚の家でプライバシーのない生活でしたが、仮設住宅は、1家族1棟になっているので、やっと家族ごとに生活を始めることができるようになりました。

 

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