COOP 生活クラブ事業連合生活協同組合連合会 HOME

生活クラブのご紹介 取扱い品目のご紹介 こんな活動しています ストップ!遺伝子組み替え作物
COOP共済 共同購入と加入の方法 今週の料理 リンク&リンク

とれたてNEWS

農水省「食品容器包装のリサイクルに関する懇談会とりまとめ」に意見提出しました

? 2006年1月18日、農林水産省は「食品容器包装のリサイクルに関する懇談会とりまとめ」についての意見・情報の募集を行いました。とりまとめでは、拡大生産者責任の徹底の方向が打ち出されない内容になっています。これでは、製造段階でのごみの発生抑制やリサイクルコスト低減は困難なため、生活クラブ生協連合会では、『分別収集・選別保管の費用も製品価格に内部化するとの方向を盛り込むべき』とする意見書を提出しました。

--------------以下、パブリックコメント文---------------

食品容器包装のリサイクルに関する懇談会とりまとめについての意見・情報

法人名:生活クラブ事業連合生活協同組合連合会
所在地:〒160-0022東京都新宿区新宿6-24-20 Welship東新宿6F
Tel:03-5285-1883  Fax:03-5285-1839 e-mail seikatsu@jca.apc.org

(1)
・該当箇所 4.(1)役割分担の見直し<対応の方向>について
・意見の概要:環境負荷やリサイクルコストを減らすためにも、分別収集・選別保管の費用も製品価格に内部化するとの方向を盛り込むべきです。(59字)
・意見及び理由

    1. 「とりまとめ」では、これまでの議論経過や課題のみが指摘されるに留まり、今後の方向性が示されておらず、たいへん残念です。
    2. やはり、目指すべき方向性として、税金によるリサイクル促進ではなく拡大生産者責任を強化・徹底する方向を盛り込み、まず事業者が分別収集・選別保管の費用を負担し、製品価格に内部化して、それを購入した消費者が負担するしくみを盛り込むべきです。
    3. このような費用負担の役割分担を変えなければ、自治体が収集したPETボトルなどが外国に輸出されることにつながり、国内の循環産業を崩壊させかねません。
    4. さらに役割分担の見直しをしなければ、今後、消費者はレジ袋有料化で750億円の負担、自治体は収集選別等の追加費用が180億円となる一方で、事業者は715億円の負担軽減となります(再商品化費用の増加とレジ袋の売上げとの相殺)。これでは、消費者、自治体、事業者の三者が公平で納得できる役割分担とはいいがたく、多くの消費者、国民から、「事業者の負担軽減だけを狙う社会的公正に反する非常識な判断」と批判を受けるのではないかと、強く危惧します。

(2)
・ 該当箇所 4.(1)役割分担の見直し<対応の方向>について
・意見の概要:国が廃棄物会計基準等を示し、情報公開を進めることに賛成します。(19字)
・意見及び理由

    1. 市町村の分別収集・選別保管費用の透明化は、役割分担の見直しにかかわらず必要なことです。
    2. 透明性の高い廃棄物会計基準等を国が示し、市民にわかりやすい情報公開が進むことに賛成します。

(3)
・該当箇所 4.(2)事業者の自主的取組の促進<対応の方向>について
・意見の概要:事業者が、3Rを推進するための自主的取組をすることには賛成ですが、自主的行動のみで、分別収集・選別保管の費用負担の責任が免れるものではありません。(72字)
・意見及び理由

    1. 業界ごとの実態に即した「発生抑制の目標数値」や「再使用の推進数値」を計画することは望ましいことであり、賛成します。
    2. 但し、小泉総理大臣も提唱する3Rイニシアチブを推進するためには、事業者による自主的取組は、この度の公的な容器包装リサイクル法の見直しとは関係なく、自発的に行動されるべきものです。
    3. このような、本来、自発的に取り組まれるべき行動計画により、公的に負担すべき分別収集・選別保管の責任を免れるとすることはできません。
    4. 「拡大生産者責任の徹底より事業者の自主行動の方が3R推進に有効である」とする事業者団体の主張は、“負担を逃れたい”だけの議論に聞こえます。レジ袋有料化が事業者の自主取組みでは徹底できないのと同じ様に、自主行動だけで3R推進は困難と考えます。

(4)
・該当箇所 4.(3)リターナブル容器の利用推進<対応の方向>について
・意見の概要:リターナブル容器普及のため、事業者の自主的取組を促すだけでは不十分で、取組への経済的なインセンティブを導入すべきです。(58字)
・意見及び理由:

    1. 事業者の自主的な取組を促し、リターナブル容器を普及する方向性には賛成します。
    2. 但し、リターナブル容器は、リサイクルする容器よりも回収に手間ひまがかかるため、取り扱う事業者に対してインセンティブが働くように、財政的または税制的な優遇措置を導入すべきです。

(5)
・該当箇所 4.(5)容器包装廃棄物の収集等の有料化<対応の方向>について
・意見の概要:容器包装廃棄物のリサイクル収集を有料化することに反対します。(30字)
・意見及び理由:

    1. リサイクル費用は製品の価格に含めるべきであり、原則として、容器包装廃棄物の収集を有料化することには反対します。
    2. 容器包装廃棄物の収集有料化では、発生抑制にはつながらず、コンビニやスーパーのごみ箱等への不法投棄を増やしかねません。

(6)
・該当箇所 4.(6)レジ袋有料化<対応の方向>について
・意見の概要:レジ袋減量のための有料化に賛成しますが、有料レジ袋も容リ法の対象に位置付け、その販売金は3R推進のための公的資金とすべきです。(62字)
・意見及び理由

    1. 発生抑制のためにレジ袋の有料化を促すことは賛成しますが、容リ法の対象に位置付けるべきです。
    2. また、その販売金は、個別事業者の収入にするのではなく、市町村の分別収集費用に補填するなど、3R推進のための公的資金とすべきです。

(7)
・該当箇所 5.(1)分別基準適合物の品質向上<対応の方向>について
・意見の概要:事業者には分別しやすい、汚れを落としやすい容器包装を開発させるとともに、市町村にはマテリアルリサイクルに適したものを別収集させるべきです。(68字)
・意見及び理由

    1. 川上の、容器包装の製造者や利用者になんら3Rのインセンティブが働かないまま、排出する段階のみ厳格にすることは本末転倒です。
    2. ましてや、指定法人が一方的に引取り拒否するということは、市町村が収集を拒否するに近いものがあり、反対します。
    3. まずは、事業者が3Rに適した容器包装を開発することが第一です。
    4. 次に、PEやPPなどの材質か、ボトルやトレー等の形状により区分して収集し、品質の高いリサイクルにつなげるべきです。

(8)
・該当箇所 5.(2)「その他プラスチック」製容器包装廃棄物の再商品化手法の見直し<対応の方向>について
・意見の概要:その他プラスチックの再商品化手法として、燃料化や熱回収を位置付けることに反対します。(41字)
・意見及び理由

    1. 安易なごみ焼却につながる「燃料化や熱回収」を、その他プラスチックの再商品化手法として認めることに反対します。
    2. まずは、レジ袋の有料化などによる発生抑制を強め、マテリアルリサイクルに適したプラスチックの分別収集を工夫し、さらに新しい技術開発によるケミカルリサイクルの多様化等を推進することにより、再商品化のコストダウンを進めるべきです。

(9)
・該当箇所 6.(1)ただ乗り事業者対策の強化<対応の方向>について
・意見の概要:ただ乗り事業者対策の強化には賛成しますが、さらに、新たなしくみを盛り込むべきです。(40字)
・意見及び理由

    1. 実態がよくわかる、分別収集している自治体に、国が協力を求められるようなしくみを盛り込むべきです。
    2. さらに、ただ乗り事業者には、ただ乗り金額以上を請求できるようにすべきです。


以上

2006年1月30日  生活クラブ生協連合会