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緊急ニュース  

台風15号災害による遊YOU米と遊佐産米の対応について


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庄内地方に甚大な気象被害発生
被害額は74億円  

  8月20日未明に東北地方を横断した台風15号により、生活クラブの農産物の提携主要産地である山形県庄内地方(JA庄内みどり遊佐)において甚大な気象被害が発生しました。

  台風15号による被害は、山形県庄内地方から秋田県の沿岸部の広域にわたり、水稲や果樹に塩害による被害が発生しています。庄内では、全耕作面積4万1000ヘクタールのうち被害が2万2000ヘクタールに上り、被害額は約74億円です。作物別では水稲が1万8709ヘクタールで46億7827万円です。 遊佐町では、過去経験したことのない未曾有の被害となります。水田の稲穂が一面に白く枯れ、果樹園や街路樹をはじめ、鳥海山麓から周辺山並みの樹木の葉までもが赤く枯れ、塩害の大きさを物語っています。
  塩害とは、塩分が植物の表面に付着し、植物内の水分が外部に放出されて枯れる現象です。浸透圧によって塩分の濃い方に水分が吸収される原理によって起こり、海水の塩分が台風による強風などで吹き上げられた時に発生します。

<遊佐町の被災時の状況>
8月19日深夜から台風15号の影響により気温が急激にあがり、8月20日午前1時に29.1度を記録し、最大瞬間風速39.9mを記録 しました。
・8月20日午前3時頃から30m前後の強風が南西(日本海側)から吹き、ちょうど満潮(午前5時48分)と重なったため、塩害の被害が拡大しました。
・被害拡大の要因について、かぜ台風で降水量が少なかったこと、台風翌日、翌々日に天気が良く、塩にもまれた稲が日に当たって水分をさらに奪われたことが、考えられます。


被害により白くなった稲です。中央に桜並木が見えます。まだ紅葉の
季節ではないので本来は緑色ですが、赤茶色に変色しています。
<遊佐町の水稲の状況>
・ 塩害被害は町全体に及んでいます。被災した稲は、止葉(最後に出てくる葉)と枝梗(穂が生る細い枝)が枯れ、穂全体が白っぽく、多くが白穂(籾が白くなる)になっています。特に、海岸に近い地域の吹浦、高瀬、西遊佐、稲川地区の被害が甚大で、収穫がまったく無い圃場もあります。また山間部は被害が少ない状況です。
・ 品種的には出穂時期が遅れた「こしひかり」、「はえぬき」、「もち」に甚大な被害があり、「ササニシキ」、「ひとめぼれ」、「どまんなか」の順で被害が少ない状況です。農法では、出穂時期の遅れる直まき、山間部無農薬の被害が甚大です。
・ 転作作物として取組む大豆も同様に被害が出ています。

水分が抜けてペッタンコになってしまった穂の様子

<生活クラブ共同開発米の対応>
 8月31日現在、JA庄内みどり遊佐管内の収穫量が整理されていませんが、想定される収穫量は平年の半減以下の見込みです。
・ 産地災害の緊急事態として、10月5週の遊YOU米(どまんなか・ひとめぼれ)は、遊佐産米(はぬき100%)に変更します。
・ 11月以降は、遊YOU米については年間予約する登録米のみの利用とし、OCRによる申込み利用は中止します。
・ 当面は、ササニシキオリジンと遊佐産米(はえぬき)をOCRによる申込み対象とします。

 

※「生活クラブニュース」にて、今後の状況をお伝えしますので、ニュースに注意し、ご覧ください。

2004年9月2日 生活クラブ連合会

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